お局来襲!
こんにちはネタローです。
突然ですが、今あなたは職場で大ピンチ。
静まり返るオフィス。響き渡る怒号。言葉にならない釈明(∵)アッアッアッ,,,,,,
理不尽な怒られが発生しました。
理不尽だろうと何だろうと怒られている間は黙って下を向いていないといけないのが大人の世界。口答えなどはもってのほか。
とりわけ相手が’絶対に逆らってはいけない相手’の時ってありますよね。相手は上司だったりお局というサラリーマン社会独特の存在だったりします。*1
そういう時はどうしようもないので黙ってうつむきましょう。うつむいてればこっちの表情も見られずに済むし。
おばちゃんなんてものは大抵派閥を作っていがみ合うものですが、会社のお局ともなると車内の事情を知り尽くしているためにそれ以上出世もできないので社内のパワーバランスや仕事の出来不出来など気にもとめず、好き嫌いだけで相手を判断します。タチが悪いですね〜。
寝太郎はそんなに怒られるのうまくないですが、怒られた時は抵抗しないほうがいいと思ってます。どちらが正しかろうと相手のほうが強ければそれを受け入れるほかないんです。。。
まあ怒られたのはいいとして大切なのはその後のケアですね。努めて普段通りに振る舞うのが意外と大切だったりします。へらへらする必要はないですが*2、しゅんとしてると周りが気を使います。
この世で一番周りが気を使うのはすぐに落ち込むタイプのやつ。怒っただけでダメになる奴だと思われると相手も関わるのが面倒になって必要なことを教えてくれなくなったりします。*3
落ち込んでいるのを隠す必要はないですが、なんとか踏ん張って普段通りに仕事をしましょう。
さて、職場への配慮はこれで終わり。もっともっと大切なのが自分への配慮。傷ついた心とプライドを癒しましょう。
僕はツイッタで悪口を書き込んだりお酒に飲まれたりして自分を保つよう努力してますが、気が晴れるならなんでもいいです。丁寧に夕食を作ったり、本をゆっくり読んだりしても結構気分変わります。
そうやって自分をケアしていると、労働という闇の中で自分を見失わずにすみます。
その日やったことリストとか作るのもいいですよ。特に自分に自信のない人。*4
なんにせよ会社の外に出た後は会社でのことは忘れちゃいたいですよね。貴重な8時間を捧げてるのにしょうもないことでぐちぐち言われてその後も引きずるなんて嫌ですもん。
定時を過ぎた後は街ですれ違っても挨拶すらしない、それが理想ですね。
そろそろ英語の記事を翻訳するとかして、なんとなくインテリの風が吹き抜けるようなブログにしてみたいですね
ネタローでした。
貿易のお仕事
どうもお久しぶりです。
3年寝太郎です。
えーこの半年間いろいろありまして、特に何もしていないんですがブログの更新を怠ってました。
実は、現在僕は貿易関係の仕事についています。そこで貿易の仕事についてツラツラーっと書いていきたいと思います。
では、貿易とはなんぞや。
たぶん厳密な定義はあるんでしょうけど、ここでは「国境を越えて物品を売買する」ということにします。
国境を越えるとどうして普通の売買、例えば八百屋でキャベツを買うのと異なっているのでしょう。日本国内で生産・消費されるキャベツだって生産者が居て取次ぎがいて卸がいて小売を経た後で初めて消費者の手元に届きます。複雑さでは似たり寄ったりなのに、一体何が違うんでしょうか。
国境を越えるということは税金や商業を管理する政府が変わるということです。そうすると、当然ルールが変わってしまいますね。商売というのは、メーカーさん*1出荷して、ユーザー企業さん*2それを受け取るまで続きます。なのに国際貿易だと買う人が商品を受け取る前に国境を超えるので、商売が完了するまでにルールが変わってしまうわけです。
これが非常に困る。
例えば、日本のメーカーが中国の企業Aに製品を輸出し、Aが加工し中国国内で販売するとしましょう。
日本のメーカーは国内工場で生産し、それを神戸なり東京港なりに輸送し、通関が済み次第船に積みます。そうしたら船を運行する船社がどんぶらどんぶらと中国の港まで運んでいきます。着いたら今度は中国側で輸入通関を切らないといけません。通関が無事済めば晴れて中国国内で販売できます。
この時、日本国内は日本のルール、公海上は国際ルールときて中国で通関を切った途端今度は中国のルールで処理されるわけです。
非常に面倒くさいですね。
というわけで貿易というのは大変なのです!というお話でした。
しかも、色んなバックグラウンドを持った人が交渉するので、個別に契約を結んだ場合「言った言わない」「そういうつもりじゃなかった*3」等々揉め事が量産されてしまいますよね。
これに対応するためには誤解の余地の少ないルールを全ての人が合意しておく必要があります。例えば国際条約のような。
貿易にもたくさんの国際的合意があります。
今回はIncotermsについてお話します。
Incotermsとは、いろんな貿易の条件をパッケージにしたもの。
FOBとかCIFとか、いろいろあるんですが例えばFOBというのは輸出者側の港で甲板上に乗せるまでは責任は輸出者にありますよ(Free On Board)、というもの。
逆に言えば出航後は輸入者に責任が移るので、出港後に事故が起きて製品が使えなくなった場合は輸出した側は賠償しなくて良いのです。
めんどくさいですね。
貿易関連の仕事はめんどくさいことばっかりです。
ため息。
次回は職場で怒られが発生した場合のことを書こうと思います。
それでは。
東京下町ライフと都心の日々
こんにちは、ネタローです。
アラサーフリーターだった僕が就職してから二ヶ月経とうとしています。仕事は慣れないし細かいことで怒られるしで日々死にたくなっていますがなんとか生きています。
ところで、僕はいま江戸川区というところに住んでいます。字面だけで治安の悪そうな町ですが、実際悪いです。
駅前をでかでかと刺青(タトゥーではなく)入れたおっさんが歩いてたり、親族かき集めても大卒が一人もいなそうなヤンキーが、歩道にワゴン車を乗り入れてタバコ吸っています。今は大丈夫だけどきっとトラブルに巻き込まれることでしょう。
さて、僕は自宅が東京東側のごちゃっとした町にある一方で職場は結構都心にありまして、いわゆるオフィス街で働いております。そうすると、嫌でも目につくのが東京内格差というやつです。ちなみにこの言葉は僕が作りました。
昔から皇居より東側は治安悪いとか、特定の地域を指して陸の孤島とか言われていたわけですが、それ以上に地域の体力というか、自治体の裕福さを含めた余裕というものがものすごく生活に影響するな、と実感してます。
これは別に江戸川区が他の裕福な区と比べて荒れているとかではなく、 なんというか絶妙に気が利かない。
例えば駅の改札数。乗降者数に対して圧倒的に数が足りないため朝夕のラッシュ時は改札でまず行列ができます。これはもともと田舎だったのが近年人口が増えたという江戸川区ならではかもしれません。ちなみに都営新宿線の混雑率150パーセントはかなり眉唾です。おっさんの脇に顔をうずめながら出勤した経験からいって、おそらく現在ピーク時は180パーセント程度はあるんじゃないでしょうか。
他にはスーパー。果物売り場が他の地域に比べてすごく小さいです。そこそこの大きさのチェーン店に行っても、果物なんてオレンジとバナナが置かれていればいい方です。小売りの八百屋や魚屋がまだまだ生き残っている地域なので、それが一因かもしれませんが、それでも発泡酒や惣菜、ジャンクフード売り場の方が断然大きいです。
やはりヤンキーはバナナ以外果物を知らないのでしょう。しかもそのバナナすら高い! これではヤンキーすらバナナ生活を楽しめません。結局ヤンキーもインテリもおじいもおばあも仲良く果物のない生活を送ることになりました。
アメリカに行っている時、フード・デザートという言葉を聞きました。food desertとは食の砂漠化、要するに買い物難民問題のことです。郊外型スーパーの出現に伴い地元スーパーが撤退し、特に古い住宅地において生鮮食品などの摂取が不十分になってしまうことがあります。
わが町江戸川区でも一部の栄えた駅周辺では多すぎるほどのスーパーが見られる一方で、急行も止まらず、地下も安い地域にはほとんど選択肢が存在しません。僕の住む駅にはなんだかんだ言ってスーパーがあるのでFood Desertと言うほど大きな問題ではないんですが、やはり果物が売れない地域に住むのは少し辛い。きっと愛するこの新しい故郷も、バナナと一緒にゆっくりと寂れていくのでしょう。
とりあえず自転車を買って少し離れた駅でも買い物に行けるようにするのがバナナを毎朝食べられるヤンキー生活を維持する唯一の方法かなーと思います。
こんな記事を書いている間にも路上でうずくまった老婆が奇声を上げるのが部屋まで届いてきます。きっと日曜の夕方から泥酔して道端に倒れこんでいるような人たちにも、席替えで好きな子の隣を引き当てて胸をときめかせた時代もあったんだろうな〜と哀愁に浸りながらご飯を作ります。
それでは。
ネタローでした。
田舎者、東京を行く
こんにちは、ネタローです。
えー遂に上京の日が迫ってまいりました。Xデーが近づくにつれてこれで本当に良かったのか、という思いが強くなります。愛する家族、気にしてくれる友人、のんびりした地元の風景、そういうものを捨ててメガロシティTOKYOへ飛び込んでいくのが本当に自分にとって良いことなのか、という疑問は尽きません。
そもそも僕は東京にものすごく憧れていました。意識し始めたのは中学三年生ぐらいだったのですが、そのきっかけはご存知『涼風』瀬尾公治。
ネットでは『君のいる町』の方が有名でしたが、この作品でも主人公とヒロインができちゃった結婚して大学の推薦がポシャったり、連綿と築き上げてきた大学とのルートをお釈迦にしたことを後輩に謝罪したところで物語が終わるなど才能の片鱗を見せつけてきます。*1
人気作ですのでいうまでもなく、素晴らしいところもあって、僕にとっては東京描写です。作者の瀬尾公治さんは地方出身なのですが、地方人が直面する東京描写がすごい。右も左もわからず右往左往したり、ローカルネタを笑われたり。
漫画なので主人王がひとり暮らしをしていく中で美人の同級生に看病してもらったりご飯作ってもらったりという定番エピソード満載なのですが、何を隠そう僕もそんな妄想してました。
結局のところ僕が東京に憧れていたのは「知らない土地に行けば何か変わるかもしれない」という思春期にありがちな逃避願望がだったわけで、もはやそんな希望が実現しないとわかっている年齢で何のために東京へ行くのか。
結局のところ地元に居場所がない、ということが一番の理由です。地方のコミュニティで生きていくには特別な才能が必要です。地方では知り合いの知り合いの知り合いの・・・が自分の目の届く場所にたくさんいます。彼らともうまく付き合いつつ自分の交友関係の核となる友人たちを築いていくことになります。
ここで問題になるのが人生のどこかでしくじったり鬱屈する思いを抱え込んでしまった人たちです。
人生の早い段階で強いコンプレックスを抱え、「どうせ俺なんて」といじけてしまった経験がある人ほど都会へ出ていく可能性が高いように思います。かくいう僕もその一人で、小学校高学年あたりから自分はどうやらリア充的な交友関係は無理だと悟りました。とはいえ、そこまで達観できていたわけではなく、現実ではできないので妄想の中でリア獣的な言動をしたり、道行く同世代の男女混合リア充グループを憎悪の目で見ていました。
そんな思いがあると大学に入ったり社会人になったりしても、どうしても地元のリア充グループの隣で生きていくことができず、リア充から逃げることができないならせめて「しらないリア充に紛れて暮らそう」と東京へ行くのではないでしょうか。地元で大学にしようとすると駅弁大学や県立大学に知り合いが集中するので、嫌な奴に会う可能性が非常に高くなります。それくらいなら多少値が張っても都会の私大に出てきた方が人間関係をリセットできるというわけ。
都会へ出ていく人は多かれ少なかれ地元から排斥されたと感じているのかもしれません。見慣れた町並みや苛立たしくも気心の知れた友人がいても出て行かざるをなかったわけです。なぜならなんとなく居場所がないように感じているから。
東京へ行ったらお友達作ってちゃんとメガロライフを楽しみたいですね。
ネタローでした。
追記:
ここまで書いといてなんですが、実は数週間前に東京へ来てました。状況前に書き始めたのに生来の先延ばし癖のせいでこんなことに。僕の人生を象徴するかのような出来事です。
*1:ちなみにそこまでして産んだ娘も続編のヒロインだったはずが早々に事故死します。
聖なるいじめられっ子の冒険 Vol2
聖なるいじめられっ子の冒険:宮沢賢治
はじめまして、ネタろーです。
最近暇なので文豪について調べていたんですが、せっかくなので僕が面白いと思ったことを文章にしようと考えてブログを始めました。
思えばブログを書くのは中学生の時、なんだか無性に現実が辛くてネットで人気者になろうと志したとき以来です。結局初日だけ書いてそれ以降ほったらかしになったのですが、今回は末長く続けたいところ。というか、仮にも学校でまっとうな社会生活を送っていたはずのあの頃からネット上の承認欲求だけは強かったことに今更ながら気付いてしまい、土曜日の夕方なのに軽く憂鬱になってしまいました。
このブログでは文学談義や芸術論など堅苦しいことには触れないで、作家たちの人生や面白エピソードを取り上げたいと思います。
第一回は宮沢賢治。
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